浬俗江戸切絵図部分 |
左の絵図は、俚俗江戸切絵図 喜多川周之図 有光書房版の部分です。原図は、日本橋北 尾張屋版です。
小津清左衛門の店は、小津茶・紙、小津木綿と書き込みがあります。
切絵図と裏面名所・史跡案内は、小津和紙で新たに制作、販売しています。A3判 価格330円(本体300円+消費税)
上記切絵図とA4判クリアファイルのセットは、価格550円(本体500円+消費税)、クリアファイルは、東都大傳馬町繁栄之図/新板大江戸持〇長者鑑
「江戸買物獨案内」文政七年(1824年)の復刻本を小津史料館に展示しています。
江戸買物獨案内 十組諸国茶問屋20軒、内兼銘茶問屋5軒
掲載順
1.諸国茶問屋、小津屋次郎左衛門(小津)、通旅篭町、勢州松坂
2.諸国茶銘茶問屋、中野屋惣助、大傳馬町二丁目
3.諸国茶銘茶問屋、冨田屋利兵衛、通旅篭町、勢州
4.諸国茶問屋、大橋屋太郎次郎(小津清左衛門)、本町四丁目、勢州松坂
5.諸国茶問屋、茗荷屋善五郎(岡田)、大傳馬町一丁目、勢州白子
6.諸国茶問屋、長井屋利兵衛(長井)、本町四丁目、勢州松坂
7.諸国茶問屋、大和屋三郎右衛門(西村)、本石町四丁目、勢州相可
8.諸国茶問屋、長崎屋瀬兵衛(中條)、堀留町二丁目、勢州津
9.諸国茶問屋、湊屋源三郎(服部)、堀留町二丁目、勢州山添
10.諸国茶問屋、中條屋瀬兵衛(中條)、伊勢町、勢州津
11.諸国茶問屋、榛原屋藤助、元四日市町
12.諸国茶問屋、山本屋加兵衛(山本)、日本橋通二丁目、城州宇治
13.諸国茶問屋、住吉屋利三郎、南新堀一丁目、勢州
14.諸国茶問屋、白子屋仁兵衛、小舟町三丁目
15.諸国茶銘茶問屋、中屋善助、北新堀町
16.諸国茶銘茶問屋、西村屋新次郎、大傳馬町二丁目
17.諸国茶銘茶問屋、板屋與兵衛、大傳馬町二丁目、勢州
18.諸国茶問屋、中村屋三郎右衛門、大傳馬町一丁目
19.諸国茶問屋、小津屋六兵衛(小津)、堀江町一丁目、勢州松坂
20.諸国茶問屋、萬屋彦治郎、本郷四丁目
小津の店名は、伊勢国松坂本町の小津清兵衛末友(1590~1652)が、大傳馬町二丁目に茶店を出します。奉公人甥の小津三郎右衛門道休(1612~88)は独立して木綿店を開業します。その兄小津次郎右衛門宗運(1612~80)は、紙店を開業、叔父清兵衛の茶店を譲り受けますが弟小津六兵衛宗祐(?~1693)に譲ります(19番目の店)。小津次郎左衛門宗甫(1605~49)は、清兵衛茶店の最初の支配人で別家となり、独立開業した店が1番目となっています。
また、小津清左衛門長康(1681~1741)の妻玉(1692~1762)は、小津清兵衛道生の三女、清兵衛末友の孫で、本居宣長(1730~1801)の父小津三四右衛門定利(1695~1740)とは従兄弟になります。
家印の鱗久(ウロコキュウ)は、紙店小津屋清左衛門、木綿店小津屋三四右衛門(小津屋三郎右衛門と合併)、茶店小津屋六兵衛の三店は、同じ家印です。
小津清左衛門は、向店と呼ばれる大橋屋で4番目になっています。
大橋屋は、JR中野駅前で日本茶専門店として営業を続けています。(小西)
O H A S H I http://ohashi-cha.blogspot.com/
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