岡寺山 継松寺(けいしょうじ)は、三重県松阪市中町にある高野山真言宗の仏教寺院。山号は岡寺山であり、通称・岡寺と呼ばれている。本尊は如意輪観世音菩薩。江戸中期の住職・快雄は、韓天寿による法帖の模刻に協力しており、天寿と親交のあった池大雅が伊勢来遊の折には、同寺へ逗留し書画を残した。江戸後期には、天寿の足跡を訪ねた貫名海屋が一時滞在している。(継松寺 - Wikipedia)
勢国見聞集 「天地之裏ウチ。変更ジテ無常ナリ。唯善ト与悪歴々ト明々ナリ。共ニ為シ二因果ヲ若ク響與ト声トノ或ハ一時熟シテ或ハ三世成ス其ノ悪ヲ。母レ興ス其ノ果ヲ会迎タマウルモ其善ヲ母レ廃スル其ノ報ヲ。維レ誠ナリ。爰ニ作リ金炉以テ留ムルハ梵台ニ幾人。焚香幾スルハ人。攘灾香フツ炉乎ヲ哉ヤ。善因ナル乎哉。安永六年丁酉正月吉辰 勢州飯高郡松 阪岡寺山 継松寺八世快雄敬イテ誌ス 施主 小津長保」嘉永四年(1851)
安永六年(1777)正月、小津清左衛門長保は、継松寺に奉献した銅香炉で、この銘文は韓天寿によるものである。韓天寿は、継松寺の隣に住む中川清右衛門家六代中川長四郎天寿のことで、松下烏石に文徴明風の書を学ぶ書家である。韓天寿はこのとき五十歳頃、長保は二十四歳である。(小津史料館 小西良明)
岡寺山 継松寺 https://www.okadera.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿