初代
油屋源右衛門道元(?~元和五年六月十二日)
天正十六年小津村より松坂職人町に移住
二代
小津清兵衛末友(天正十八年生~承応元年七月八日、享年六十三歳)
父は道元、二男。妻は角屋間兵衛浄鉄女。
松坂平生町の小津與次兵衛宗故から江戸大伝馬町二丁目茶店を譲り受け、茶店小津清兵衛を開業。
茶店小津清兵衛を小津次郎右衛門宗運へ譲る。
職人町の居宅を小津喜兵衛道樹に譲り本町角に転居。
三代
小津源右衛門繁長(?~元禄四年八月十一日)
父は末友、母は角屋間兵衛浄鉄女。妻は伊豆倉氏女。
四代
小津清兵衛長正(承応二年生~享保十四年十二月二十四日、享年七十七歳)
父は繁長、母は伊豆倉氏女、長男長太郎。妻は浜田三十郎正繁女。
三女玉、小津清左衛門長康に嫁ぐ。
五代
小津清兵衛長親(元禄三年生~宝暦十年二月三十日、享年七十一歳)
父は長正、母は浜田三十郎正繁女、二男。妻は辻氏女。
六代
小津清兵衛道貞(?~文政三年三月十九日)
父は長親、母は辻氏女、男晴太夫。
七代
小津源兵衛道貫(?~文政七年十月二十日)
父は道貞。
小津清兵衛末友の江戸店で甥の小津三郎右衛門道休が奉公しその後大伝馬町一丁目南側の久須木七左衛門の升屋内で木綿売場店を開業、初代支配人は小津三十郎宗心。その三十郎宗心も木綿仲買店を開業、初代支配人は小津孫大夫、後の小津清左衛門長生。その清左衛門長生の三男長康の妻が小津清兵衛長正の三女玉。
小津清兵衛末友の江戸店茶店を譲った小津次郎右衛門宗運(三郎右衛門道休の兄)は、弟小津六兵衛宗祐に譲っています。
小津清兵衛末友の居宅を譲った小津喜兵衛道樹へは、三郎右衛門道休の弟喜兵衛道仁が養子に入っています。
七代源兵衛は、池波正太郎著「鬼平犯科帳シリーズ泥鰌の和助始末」に出てくる南新堀の紙問屋小津源兵衛がモデルと思われます。火付盗賊改方長谷川平蔵宣以、寛政元年二年頃の話です。(小西)
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