井の頭弁財天は、都立井の頭恩賜公園内・井の頭池にあり、本坊は天台宗 明静山 大盛寺である。
弁天堂の周囲には、宇賀神像(年代不詳)、1771年(明和8年)の狛犬、手水鉢、1817年(文化14年)の石橋(一番組・湯屋講寄進)、1833年(天保4年)石燈篭(伊勢屋伊兵衛=現・にんべんら寄進)、など多くの寄進物が見られ、弁天信仰が盛んであったことを感じられる。(大盛寺 - Wikipedia)
長谷川木綿店古帳 差引帳 「覚 一井の頭弁財天四神殊已前当仲間ゟ奉納致有之趣、此度開帳ニ付右□□寄進願来り、昨十二月金拾両也奉納致候処猶又右之播茂□□敷趣を以□□願来無拠儀ニ付一同相談之上左之通 一金八両也 出方余時町金ゟ右之通致奉納世話人舛屋家主善兵衛殿江相渡候事 行事 大黒屋三郎助 蛭子屋六郎次 天保九年戌二月」
天保九年(1838)二月、井の頭弁財天の四神開帳に大伝馬町太物仲間より奉納金を世話人 舛屋家主善兵衛に渡した覚である。天保九年五月十五日より六十日間 井ノ頭弁財天開帳は、大盛寺において行われた。(小津史料館 小西良明)
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